水分測定を行う理由
信頼と生産性を向上させる水分測定(木材の場合)
納品先での狂い、反り、割れを防ぐ
柱類は20%以下(ただし、スギ、米ツガは25%以下)、敷居、鴨居、長押などは18%以下、床板、内装壁材などは15%以下10%以上であれば支障となるような狂いなどは少なくなるとしています。
インライン計測で木材を全数計測してこのような材を人手を使わず製造工程で全て除去することが出来ます。インライン水分計は角材用、ラミナー用、フローリング用、小型木材用に分類されます。
消費者のニーズの高まり
お客様が狂いや不具合のない木材を選んで購入する傾向が強くなってまいりました。
「住宅の品質確保の促進等に関する法律」が導入され、各地で柱の乾燥材を製造する傾向が出てきています。
接着不良や塗装不良防止
接着剤が効果を発揮する含水率は、一般に15%以下といわれています。
接着や塗装不良を防止するためにライン上で水分計を使用します。
パンク防止
高周波を使用したプレス機でパンクするのを水分計が発見し、防止することができます。
腐れ・変色を防ぐ
含水率20%以下に乾燥すればほとんど発生しません。変色菌、腐朽菌などは、20%以上で活動します。
針葉樹製材の柱材の認定機の登場
従来の認定機は厚さが限定されており、柱材の測定には向いておりませんでした。
柱材用の認定機種の登場(2001年7月)により正確で簡単な計測が可能となりました。